シーアイランドクラブ

2025-11-06

JOIN THE SEA ISLAND CLUB!【海島綿Webマガジン第8号】

例年に比べて雨が多い印象の今年の秋ですが、カリブの海島綿産地では10月末にハリケーン「メリッサ」が猛威を振るいました。

風速82メートル/秒という過去最大級のハリケーンの直撃を受け、ジャマイカでも大きな被害が出たと日本でも報道されていました。

強風によって乾燥場の屋根が飛ばされてしまいましたが、幸いにもシーアイランドコットンの畑における人的被害はありませんでした。とはいえ、これが綿樹の背丈が高い時期に来ていたらと思うと空恐ろしくなります。

ジャマイカまでハリケーンが来ることは頻繁では無いものの、タイミングが悪いとカリブの海島綿が全滅してしまう可能性もあるということを改めて思い起こさせる出来事でした。

今月のトピックス

✅関西・大阪万博のジャマイカパビリオンが賞を取りました!

前評判を覆す賑わいを見せつけた関西・大阪万博が半年の会期を終えました。これまでお伝えしてきたように私たちもカリブの産地であるジャマイカの在日大使館とのコラボレーションで「コットン・デー」と称してシーアイランドコットンのプロモーションをさせていただきました。

 

 

そんなジャマイカパビリオンに関して嬉しいニュースが届きました。閉幕前日に行われた博覧会国際事務局(BIE)による表彰式で、ジャマイカパビリオンが「テーマ解釈」のカテゴリーで銀賞を受賞しました!

テーマ解釈とは、「いのちを救う」、「いのちに力を与える」、「いのちをつなぐ」という3つの万博サブテーマがうまく表現されたパビリオンに与えられる賞で、ジャマイカパビリオンは「いのちをつなぐ」のテーマでの受賞です。

 

 

会期中、ニュースなどでジャマイカのプレゼンテーションに対する一般の方々からの高評価を目にしていましたので、この受賞も何ら不思議はありません。私たちも、この一大イベントに関わるという貴重な体験をすることができたことを誇りに感じています。

✅海島綿豆知識 #6

綿糸の重さの単位あれこれ

私がこの業界に入って一番驚き、かつ苦労したのは日常業務で取り扱う重さの単位の多様さです。

 

豆知識#3でお話しした番手もなかなか手ごわいですが、糸の重量も負けてはいません。綿糸の場合、日常的に使う単位だけでも「梱(コリ)」、「kg」、「玉」、「lbs(ポンド)」と4種類あり、1ケースに糸のコーンが24本入っていることと合わせると、複雑怪奇な単位の変換体系が織りなされます。

 

実際こんな感じです。

 

1ケース=24本=5玉=50ポンド=0.125梱=22.68

 

10年ほど前まではお客様からのご依頼書にも様々な単位が使われており、この関係式をひねくり回して実際に糸を何本納品すればよいかを導き出していました。

 

 

でもいつしか、ほとんどキロ数でご依頼いただくようになり苦労も減少。たまに「玉」でご依頼をいただくと懐かしい気分になります。

あとがき

最近、会社にお弁当を持ってきています。来年中学になる次女が給食ではなくてお弁当にしたいというので、練習を兼ねてまずは私がやってみようと。

ただ自分は面倒くさがり屋ですので、週末に切干大根の煮物などをまとめて作ったものでおかずの半分を用意しておき、残り半分は冷凍食品です。今は自然解凍OKというものが主流で便利です。

毎朝することといったら塩鮭を焼くくらい。後はお弁当箱に詰めるだけなので、準備にかかる時間は15分ほどです。

これなら続けていけそうなのですが、私の作った煮物と揚げ物が主体の茶色いお弁当を見た娘は「う~ん、いいや。自分で用意する」と冷たいことを言います。もう少し彩を考えなければ。節約にもなるのでくじけず続けるのです(ITO

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