海島綿 SEA ISLAND COTTON

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JOIN THE SEA ISLAND CLUB!【海島綿Webマガジン第15号】

日本はすっかり春の短さが定着してしまいまして、すでに夏日どころか台風までやってきております。

アパレル各社様も商品の展開戦略によって業績に大きな差がでる難しい時代だと思います。このWebマガでは皆様の商品展開の一助となるべく、各産地の海島綿の魅力を伝えてまいりますので、ぜひご活用ください。

また、海島綿のこんなことについて知りたいというリクエストもお待ちしております。

今月のトピックス

✅ジャマイカの海島綿が日本に向けて航海中!

 

今年もカリブ産海島綿の新綿がジャマイカのキングストンを出港しました。

皆さまニュースでご存じの通り、アメリカ合衆国からのエネルギー輸出が増えた影響で混雑するパナマ運河を避け、今年の綿は東回りでやってきます。



カリブ海から出た船はブラジルをかすめ南大西洋を渡り、アフリカ南端の喜望峰を回りインド洋を横断、マラッカ海峡をすり抜けシンガポール、ベトナムなどアジア諸国において時に船を替えながら、ようやく日本に到着します。こうやって書き出してみると、いかに遠くからやってくるかがお分かりいただけるかと思います。

今年は残念ながら昨年10月のハリケーンの影響もあり、綿の収穫量が少なくなっています。ご希望社に広くいきわたるよう留意しつつ、到着後すぐに紡績にかかりますので今しばらくお待ちいただけますようお願いいたします。

✅出張セミナーを実施しました!

 

かねてお知らせしておりました海島綿の「出張セミナー」を実施いたしました。

 

記念すべき第一回は東京都青梅市にある「ホットマン株式会社」様です。

明治元年創業のホットマン様はMade in Tokyoのタオル屋さんで、吸水性の高さから1秒で水に沈む「1秒タオル」に代表される特色あるタオルを製造販売される歴史ある会社です。昨年はアメリカン・シーアイランドコットンのタオルをテレビ番組でもご紹介いただき、テキサスの畑の写真も全国放映されました!

 

セミナー自体は内容が盛りだくさんなため、帰りの電車の中「どれだけ内容が伝わっただろう?」と心配でしたが、アンケートを拝見するとおおむね「分かりやすかった」「価値を見つけることができた」というご回答をいただきホッとしています。

品質にとどまらない海島綿の多面的な魅力に触れることができる出張セミナーを今後も実施していきたいので、自社での開催ご希望の会社様はご遠慮なくご連絡ください。

✅海島綿豆知識 #13 サルにしてやられた?海島綿

 

セミナーでは海島綿の希少性をご説明する際に産地の移り変わりを示す場面があります。私自身も入社してからカリブにおける生産国の変化やアメリカでの栽培復活など大きな動きを目の当たりにしてまいりました。

そんな中で印象的だったのがカリブ域内での生産国の変化の理由です。2009年時点において、海島綿はネーヴィスとアンティグアというカリブ海東部の比較的小さな島々で栽培されていました。

それが今はカリブ北側のジャマイカだけになっています。アンティグア撤退の主な理由は土地と人手の不足でしたが、ネーヴィスはそれに加え「猿」というファクターがありました。

 


ネーヴィスは島の中心に円錐型の山がある(と思っていましたが、写真を見たら違いました。思い出は美しいものです)美しい火山島で、海沿いの比較的平坦な土地で綿花が栽培されていました。そこへ山から猿が下りてきて、コットンボールを食べてしまうのです!事前に「エンガイが問題になっている」と聞いていて、てっきり「塩害」かと思っていたら「猿害」でした。

現地の農務省の人はレンジャーのように常にライフルを背負って活動をしていて、猿も昔は駆除対象だったらしいのですが、私が行っていた当時すでに環境保護団体の影響が大きく、それもできなくなっていました。

さすがに猿に全ての責を帰することはしませんが、ネーヴィスでの栽培終了にそれなりの影響があったようです。

あとがき

 

 あらためて思い返すと最後にNevisを訪問したのは2014年のことでした。当時人口は数千人という認識でしたが現在は1万数千人のようですので、実際はもう少し多かったかもしれません。

 

 訪れる外国人といったら観光客しかいないので宿の選択肢は少なく、比較的安価なリゾートホテルを選び宿泊しました。海辺からは少し離れた山のすそ野のなだらかな斜面に並ぶコテージです。

 

 夜になると明かりがあまりなく星がきれいで、周辺から「ピヨピヨ」と鳥のような鳴き声が聞こえます。あとでホテルの人に聞くと鳥ではなくカエルでした。Johnstone’s Whistling Frogで検索するとその不可思議な鳴き声を聞くことができます。

 

 もう訪れることは無いかもしれませんが、のどかで落ち着くお気に入りの島国でした。(ITO

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