第1章 世界一の綿で世界一の糸を紡ぐ 第4話 | シーアイランドコットン|シーアイランドクラブ株式会社

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第1章 世界一の綿で世界一の糸を紡ぐ 第4話

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第4話
~世界最高級の綿糸の誕生~

これまでシーアイランドコットンへの想い・シーアイランドコットンを最大限に活かすために具体的に実施していることをご紹介させて頂きました。

シーアイランドコットンという世界最高級を誇るコットンを使って頂けるお客様、消費者に満足頂ける製品をお届けするため、情熱を持って糸作りに励み、綿糸のクオリティを更に向上させることができました。

これまで紡ぐのに苦労してきたシーアイランドコットン、例えばシーアイランドコットンは繊維がとても長い分、短い部分の繊維の影響が出やすいことが分かりました。そのため糸ムラが出やすく、非常に紡ぐのが難しいコットンです。

前話でお伝えさせて頂いた通り「長い繊維を糸に紡ぐ」長い繊維をムラがなく、均一に綺麗に糸に紡ぐ」こと焦点絞って糸作りに必死に取り組んできました。

糸状版と呼ばれる糸のムラを確認してみても糸質を大きく向上することが出来ました。

※詳しくは前話「シーアイランドコットンの魅力を最大限引き出すPartII」をご覧ください。

また同「PartI」でご紹介の特別管理を通じて『長い繊維を糸に紡ぐ』ことで大吟醸の様に、繊維の長い部分を糸にしていますが、短い繊維は通常は廃棄されてしまいます。まだ開発段階ではありますが、稀少な綿を無駄なく使い切るために短い繊維を再利用する取り組みも実施し、同時にサステナブルな取り組みも進めています。

稀少な綿を惜しみなく使い「きり」、世界一の糸を作る。

何をもって世界一の品質と解釈すれば良いのか、明確な答えは出せていませんが、この時代に新設の紡績機を導入し、ここまでの熱意を持って綿紡績業を行っている会社は日本中どこを探しても他にはないと思います。

特に綿紡績を続けてきた近藤紡にとって日本で唯一のシーアイランドコットンの紡績工場であり、世界最高級の綿であるシーアイランドコットンを扱うことは、後世へ残して行くための重責であると考えています。

シーアイランドコットンは元々イギリス王室ご用達で門外不出だった経緯や、断絶の危機から復活へと至るストーリー等、ロマン溢れるコットンです。

※コラム第3シーアイランドコットンのルーツ⑵をご参照下さい。

この稀少なコットンを後世へ残し、シーアイランドクラブ、近藤紡績所が守り続けていかなければなりません。

そんな想いをもって、海島綿プロジェクトを設立、特別管理、新設の紡績機を導入と情熱を持ってものづくりに励み、新たに紡いだ新生シーアイランドコットンが誕生しました。

この糸が生地になって染め上げられ、縫製され、洋服や日用品に変わっていく。シーアイランドコットンは綿から・糸から拘り抜いた逸品で、丈夫で長く愛用できる製品です。

いいものを長く大切に使って頂ける。そんな方々に使ってもらいたい。

近藤紡績所ではこれからも次世代に紡いでいきます。

新たに生まれ変わったシーアイランドコットンを是非手にとって感じて下さい。

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