第1章 世界一の綿で世界一の糸を紡ぐ 第3話 | シーアイランドコットン|シーアイランドクラブ株式会社

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コラム

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第1章 世界一の綿で世界一の糸を紡ぐ 第3話

第3話
~シーアイランドコットンの魅力を最大限引き出すPart II~

シーアイランドコットンで世界一の糸を紡ぐために近藤紡績所では、「海島綿プロジェクト」を発足しシーアイランドコットンの素材を最大限に活かすための特別管理を設けて糸に紡いでいます。前話に引き続き海島綿プロジェクトPARTⅡ、シーアイランドコットンを最大限に活かすための特別管理を練条工程からご紹介させて頂きます。

シーアイランドコットンは超長綿の中でも世界最高峰の繊維長を誇るコットンで、シーアイランドコットンを最大限に活かすには 「長い繊維を糸に紡ぐ」 ここが大切なポイントになります。長い繊維だけを糸にするためには落綿率の設定や紡出設定がとても重要であると前話でお伝えさせて頂きました。

今回の練条工程からは、「長い繊維をムラがなく、均一に綺麗に糸に紡ぐ」ここがポイントになってきます。

太い箇所や細い箇所の欠点があると、生地や洋服にした際に糸の欠陥が生地面に出てしまいます。ムラのない綺麗な糸に紡ぐことで、柔らかなタッチで綺麗な生地が出来上がります。本話では綺麗な糸を紡ぐために導入した最新紡績機やシーアイランドコットンの特別管理のご紹介をさせて頂きます。

前話でご紹介したコーマ工程後は、練条工程というスライバーを何本も重ね合わせて、均一なスライバーにしていく作業になります。専用ラインの練条機は最新のアクティブレベリング方式を採用して、ムラがない様、常に同じ太さになるようドラフト(引き伸ばし倍率)を調整しながらスライバーを作ります。

また、スライバーを収めるケンスと呼ばれる入れ物もシーアイランドコットン専用のものを使用し傷付きなどにより繊維束の乱れが発生しないように資材についてもシーアイランドコットンは拘りを持って丁寧に管理をしています。

練条工程の後は、粗紡工程と呼ばれる練条スライバーを更に細く均一にしていく作業になります。海島綿プロジェクトを進めていく中で、シーアイランドコットンで世界最高品質の糸を引くためには粗紡機と後の精紡工程が最も重要な工程で、海島綿プロジェクトの試験を重ねていく中で、新鋭績機で紡績することで品質向上が確認できました。品質向上に最新紡機の導入は必要不可欠だと判断し、最新型 豊田自動織機製の新粗紡機と新精紡機の導入を決断しました。

新粗紡機はテンションコントローラーとシンクロ制御機能により太さの変動を極限にまで抑えた製品を作り出すことができ、通常の機械では人手によりアナログ的にテンション調整を行いますが、新粗紡機ではデジタル的に設定ができ、セッティング試験する綿の使用を抑えることでき、綿の無駄使いを減らすことが出来ます。このため単に糸品質を向上させるだけでなく、サステナブルな取り組みも同時に進めていくことが可能です。

また篠巻の重さを100番手以上の極細番手仕様に設定できることで、極細番手を綺麗に紡ぎやすくなる篠巻をつくることができます。

粗紡工程では糸になる前の最終段階になるので、篠巻でムラは糸に悪影響を及ぼします。そのため、均一で綺麗な篠巻を作ることが、大事なポイントになります。

篠巻を作成したら、精紡機で篠巻を更に引き伸ばしながら撚りを掛けていくことで糸になります。精紡工程は実際に糸になる工程なので、最終製品に大きな影響を与えます。

精紡工程についても豊田自動織機製の最新型精紡機を導入しており、ムラと毛羽が少なく、極細番手の糸を紡ぐのにとても有効な精紡機となっています。

極細番手になるほど通常の紡績では単糸強力が弱くなり、また、毛羽の数が多くなってしまいU%と呼ばれる糸の均一性の数値が悪くなってしまう傾向にあります。繊維の流れを整えることで、毛羽の発生が減少し綺麗な糸を紡ぐことが出来ます。

またデジタルコントロールによりドラフト(引き伸ばし倍率)と撚り数の範囲が自在に設定できるため、より細かな設定を施すことができ、使用用途に合わせた糸の紡出が可能です。

次工程の捲糸工程では、精紡で紡いだ糸を綺麗に必要な大きさに捲き返す作業になります。いわば糸を綺麗に捲き上げ、お化粧をする様な工程になります。

最後の捲き上げる工程においても拘りを持って、最新の精紡機と直結リンクする形で村田機械の最新捲き糸機を導入しています。精紡機には糸切れ検知器を装備し1錘ごとの稼働状況やスリップ監視など総合的なデータ管理を行えるようシステムを組んでいます。

また最新の糸むら感知器を搭載し、太、細ムラだけでなく、様々な種類の微細な夾雑物を感知し、ここでも均一な綺麗ない糸を作る拘りを施しています。糸状版と呼ばれる、糸の面を確認するもので一般の糸と比べても、均一性があるのが確認できます。

最新紡績機を導入していますが、必要な工程には古い機械を上手に扱い、
また特別管理を設けることで均一な綺麗な糸が出来上がります。

シーアイランドコットンの魅力を最大限に活かすために、現状の技術に満足せず更なる高みを目指し、技術を磨いていき世界一の品質をお届けします。次回は世界一の糸の誕生をテーマにお届け致します。お楽しみに!

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