超長綿(Extra Long Staple Cotton)とは?

海島綿の花

世界で商業栽培されている綿花は、大きく分けて4種類に分類されます。この中で超長綿と分類され、高級衣料品に使用されるものは全てゴシピウム・バルバデンセという南米生まれの種から派生してきた品種です。しかし、世界における商業綿花栽培の大部分は北米原産のアプランド綿で、バルバデンセ系の綿はその数%を占めるにすぎません。

バルバデンセ系の綿花の最大の特徴は「超長綿」の呼び名が示すとおり、その平均繊維長の長さにあります。一般的には、超長綿と呼ばれるには35mm(1.375インチ)以上の平均繊維長が必要です。これはすなわち短い繊維長のアプランド綿に比べ、細番手の高級糸を引くことができるということでもあります。また繊維に含まれる油脂分も全般的に高く、その独特のなめらかな手ざわりの源となっています。

バルバデンセ系の綿花の中でも海島綿(かいとうめん、シーアイランドコットン)はそのルーツがコロンブスの時代まで遡れるほど歴史が古く、また現在商業化されている超長綿の「原点」とも言うべき存在ですが、カリブ地域外では栽培が難しいものです。そのゆえ、その他の綿と比べた生産量は10万分の1ともいわれています。綿花乾燥風景

スビン、新疆綿などバルバデンセ系の綿花はそのほかにも多数ありますが、これらは全てカリブの外で海島綿のクオリティーを再現しようという意図のもと、現地種と交配されてできたもの、もしくはそれが更に他の地域に移植されたものです。

現在、超長綿の仲間はカリブの海島綿のほかアメリカ、中国、インド、エジプト、スーダン、ペルーなどで生産されています。

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